美しい空間と時間 庭園管理植吉
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植木屋雑記帳

 

■向こうの山から

向こうの山からここまでが私の身体だから、
所々の紅葉黄葉はおまえの踊りだろう。
渓で魚たちは虹色のまま卵を抱いている。
この夏に死んだものもいて、屍体は鳥たちが啄んだ。
空は高い。
畑たちは寂しい光を浴びている。
大根も白菜も無音を吸って大きくなる。
あの山に登れば海までが私の身体だろう。
樹冠から半身を出せば、この黒松も私の身体だ。

 

 

 

 

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庭園管理 植吉 代表者 鎌田吉一 福島県いわき市田人町黒田字唐沢14